労働時間短縮の流れがフリーターを苦しめる話
味の素が基本給を一律一万円アップさせ、所定労働時間も7時間15分にするというニュースを見た。
長時間労働は日本の長年抱えてきた問題でもあったが、
ここ最近はそれを見直そうという流れが主流である。
たしかに、1日十何時間も働いて、プライベートの時間が取れないのであれば、
人間は何のために生きているのか分からない。
生きていくために働く事は大切だが、労働=人生にしてしまっては、
もはや何がなんだか。
とは言っても、僕はこれに半分賛成で半分反対です。
確かに正規社員の目線から見れば、すごく魅力的な世間の流れなんでしょう。
飲食業界も深夜営業を取りやめ、従業員のライフスタイルを考えようという流れにもなってます。
ただ、恩恵を受けるのは正規社員であって、我々フリーターとしてはただただ迷惑な流れかなと言わざるを得ないのです。
深夜に店ができない、長時間労働が出来ないとなると、フリーターは給料にダイレクトに響いてきます。
「だったら正規社員になったらいいじゃないか」と言われるかもしれませんが、
じゃあ正社員にしてくれよ(半ギレ)といった感じです。
世の中フリーターも色々種類があるかと思います。
僕はひたすら、自分が動いた分だけ稼げるという事を魅力にやっています。
色々な業種を経験できるのも非常に大きいです。
ただ、その働く場所がなくなってしまった場合、我々は一体どうすれば良いのでしょう。
こういうところがフリーターの致命的な弱点ですが、アルバイトなくして事業がなりたたない業界というのは山ほどあります。
昔に比べて時給も上がってはきましたが、非正規雇用へのケアも何とかしてもらいたいなあと、他人事のように思ってます。
でもまあ、この世の中の流れは健全なんだろうな。
もう少し落ち着いたら、俺ももう一度正規社員になってみたいですね。