勤務体系はシフト制

フリーターが人生を逆転させるブログ(願望)

今日1日煙草を買うために頑張った話

「煙草が切れたなあ、買いに行くか」

 

昨日は1日休みだったので、何かをしようと思ったのだが、

あいにく給料日も前ということで財布の状況は芳しくはなかった。

僕は口座にお金を残さないタイプなので、財布=全財産という状況だ。

ざっと見た感じ、125円ほどだった。

 

僕が吸ってる煙草は450円するわけで、小学生でも分かるが、125円では買えない。

困ったな。

僕はもう半分中毒みたいな所もあるので、無いと無いで結構ダメなのだ。

といあえず部屋の中をざっくり探して1本見つけた。

もしかしたら車に落ちてるかもしれない、と思って車を探したら3本見つけた。

 

計4本。

 

これだけあればとりあえず今日は持つだろう。

大事に吸わなければいけないなあと思いながらパソコンで色々やっていたら、

4本という心もとない灯はすぐに消えた。

 

じゃあもう寝ようと。

寝ることはすばらしい。体も休まれば、金も使わず時間が経過する。

 

そう思って昼間から寝ようとしていたわけだが、

バタバタドタドタと妹の子供たちが廊下で走り回っている。

僕にとっては騒音レベルだ。寝れたものではない。

 

まあすぐに収まるだろうと思ったが、今度は転んでどこかを強打したのか分からないが、

大声で泣き始めた。これは一喝しようと思った。

 

部屋から出た僕は開口一番で

「おい!うるせーぞ!!」

「おじちゃん、あたし、おそといく」

「おお、そうか、お外で遊ぶか!!」

 

気づいたら公園で子供二人の面倒を見ていた。

最近の公園は遊具がまったくなく、子供二人は砂場で何か遊んでいる。

僕はそれをベンチに座って見ているだけだ。

 

これはこれで時間が経過するのでアリかと思ったが、いかんせん退屈になってきた。

30分くらい遊んだだろうか。

子供たちは全然飽きる様子がないのだが、僕はもうとっくに飽きてしまっていた。

「よーし、そろそろ帰るぞ」

そう声かけたわけだが、聞く耳を持たない。

仕方ないので無理やり両脇に抱きかかえて家に帰ろうとしたのだが、大声で泣き始めた。

ふん、泣いた所で大人は強いのだ、無駄だ無駄。

 

そう思ったのだが、両脇に大泣きの子供を抱えた良くわからないTシャツを着たもうすぐ30ともなる男というのはビジュアル的にはマズイのではないか。

そう思ったが、いやでも飽きたしなあ、と走って帰ってしまうか。と。

 

そういうわけで両脇に大泣きの子供(二人)を抱えて走る30前のおっさんと化した俺は家に急いだ。

 

家につくなり妹に子供を引き渡し、やれやれ、疲れたわ、煙草でも吸うかと思って、

煙草の無いことを思い出す。

 

何とかならないか、おお、suicaがある。

もしかしたら中にいくらか入ってるかもしれない。

 

その昔、ちょっとリッチだった頃の僕は出先でsuicaを忘れるとその度に買ってしまうような人だったので、家を探したらざっと10枚くらい出てきた。

suica10枚って単純にこれ、みどりの窓口に持っていったら5000円になるのでは。

 

でもみどりの窓口までは30分くらいかかるので、それは面倒くさい。

とりあえず自分の職場へ行き、残高を確認する。

 

0円

0円

9円

0円

0円

12円

11円

0円

0円

0円

 

計32円。

 

まず電車にも乗れない。

というか俺なんでこんな使い切ってるんだ。

 

考えたら簡単である。

前にも同じ様な事を考えた時があったからである。

 

もはやここまでだ。

 

何だかんだもう20時になろうとしていた。

1日本当に俺は何をやっていたんだ。

 

そうやって帰ってきて、ふて寝をして、今起きたのだが、

 

「煙草がない」

 

ということを思い出してブログを書きました。

 

誰か450円を下さい。